ふたたびバスに乗り込み、およそ30分。水上マーケットへと向かう船の船着場に到着。
おどろくほどたくさんの観光客で、船着場はすでに一杯。一体いつになったら船に乗れるのかと少し心配になるが、今回も暑いところで並ぶことにすっかり慣れてしまったので、気持ちはそれほどあせらなかった。
あと少しで船に乗れるな〜と思ったところで、私の携帯が鳴る。とってみたら、なんと旦那からの電話だった。
開口一番、「いったい、何やってんだ〜?」
「え〜、だから言ったじゃん。夜の飛行機だから、昼間はみんなで観光なんだよ〜。何だったら、誰かにかわる〜?今から船に乗るんだけどさ〜。」
電話はかわらなくていいという。
まるでお子様のようだが、船に乗るときは注意しろ。身を乗り出すな。変なものは食べるな等々、一通りの注意事項が日本にいる旦那から私に伝えられた。
大変ありがたいことであるが、電話をしながら、船に乗り込むほうが注意散漫になってかえって危険である。早々に電話を切って、まじめに船に乗り込む。
船は8人のりくらい。モーター駆動である。
ゆったりと手漕ぎの船で水上マーケットに行くのかと思っていたのが、実際には違った。
運河のような水上の道を、船はひたすら走る。スピードも結構出ていて、水しぶきもかなりかかる。
両側の民家やココナツ園、そしてお寺などの風景も珍しく、とても面白かったが、マーケットにはなかなか到着しない。だんだんと単調な風景にも飽きてきたころ、マーケットに到着。
さまざなな南国のフルーツ、民芸品、そして、ラーメンのような麺類を調理して売る船もあった。
船から下りて、自由行動。
私はOさん、Kさんとともに、まずはおいしそうなマンゴーを試食。
必ず値切るように言われていたが、私たちの前にいた西洋人が買った値段を注意して聞いていたので、それより5バーツ安く買うことに成功。マンゴーはおいしかったが、なまぬるい暖かさがタイだった。
Oさん、Kさんが民芸品を物色し始めたので、おみやげ物にあまり興味のない私はひとりふらふらし始めた。と、ツアーのお仲間4人の方たちが、私を見て手招きをしている。
手にはたくさんのフルーツ。
ひとりふらふらしていたおかげで、彼女たちがたくさん買ったフルーツのおすそ分けをしていただくことができた。おかげで、いろいろなフルーツのお味見を、タダでさせていただいた。
お名前存じ上げませんが、この場をお借りして御礼申し上げます〜。
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