ベルサイユのばら
−フェルゼンとマリー・アントワネット編−

2006.3.13 東京宝塚劇場




冬に逆戻りしたかのような寒さのなか、3度目の観劇を迎えました。
前回、意外にも好印象を抱き、自分でもかなりビックリだったんですが、今回は、まぁ普通でした(苦笑)
いや、人物に対しては感情に共感することもあるし、気持ちを揺さぶられることもあるんですけど・・・
中身はねぇ、やっぱりどこを切ってもベルばらなんだなって実感しちゃったかなぁ(ーーゞ
ま、それは置いといて。今日は前回書けなかったフェルゼン以外の人物について、つぶやいていきましょう。

じゃぁ、まずはオスカル様かな。初見でも書いたけど、とうこちゃんオスカルは予想外に良かったよね。
5年前のフェルゼンより断然良い。本来は男役で、その役作りの巧妙さといい押し出しの兼ね合いといい、
とても魅力的に役を見せることができる人で、特に作り込んで演じる役が上手いとうこちゃん。
このオスカルは架空キャラ、しかも女性ってことで作り込みキャラになるので、そういうのが得意といえる
とうこちゃんにはピッタリなのかも。設定も男として育てられているから、普通の令嬢のような女の子
らしさはいらないし、女性に見える必要もない。内面の女性らしさが適度に滲み出て、軍服との間で揺れ動く
感情が、その場面場面で観客に伝われば良いんだろうと思う。オスカルとしては自然な感情の動きでも、
男として育てられた女性の感情なんてホントの意味では観客には理解できないだろうから、そういう部分を
少しでも分りやすく表現することが、オスカルを演じる上で欠かせない労力なんだろうとu-tsuは思ってて、
それを克服できる力量がとうこちゃんにはあるってのを改めて実感した。原作のオスカルはひたすら凛々しく
カッコよく、時に女性としての感情をもてあまして苦悩するって印象なんだけど、とうこちゃんのオスカルは
正直凛々しくないし、カッコイイとも思えない。だけど1人の人間として見た時にはとても魅力ある人だなと
思えるオスカルなんだよね。原作からはかなり離れているオスカルなんだけどね(苦笑)でも良いんだよな。

何で読んだのか、オスカルは普通に女性で演じてくれ、と谷先生が言ったらしい・・・これってベルばら的に
どうなんだろう?普通に女性で演じたオスカルって、すごく違和感あるのはu-tsuだけなんだろうか?
だって元は跡継ぎのために男の子として育てたワケでしょ?剣だって小さい頃からだし、服装もまるきり
男だし、何歳までだったか自分を男だと思い込んでいたというオスカルを、普通の女性で演じていいのか?
歴代オスカルを何人か観てて、いずれにもトキメキを感じなかったのはそれが原因かと悟ったね(苦笑)
確かに、思い返してもオスカルはみんなナヨナヨの乙女だった・・・凛々しさとは程遠いただの男装の麗人。
ま、舞台版では、あまりに男らしいオスカルとアンドレの今宵一夜ってのは宝塚的じゃないんだろうけど・・・
それにしても、オスカルという役をどう考えているのか谷先生・・・?u-tsuには理解できんです(ーー;

だからなのか、とうこちゃんオスカルも女性としての側面が強く出ていたように感じる。とはいえ、それが
オスカルの魅力を半減することはなく、むしろ脆く繊細な部分がよく出ていたのじゃないかと思う。
女性でありながら男社会に生きる難しさに苦悩し葛藤する。それでも父が与えた道筋を、あえて自分の道と
して選ぶ強さも持ち、バスティーユでは信念のとおり行動し砲弾に身を捧げたオスカル・・・
ロザリーの言うように「数奇な運命」を生きたオスカルを、とうこちゃんはとても見事に演じてたと思える。
少なくとも、今まで観たどのオスカルよりも、すんなり受入れることができたんだよね。
ビジュアルでは映像で観た朝海オスカルが1番かなぁと思っていたんだけど、芝居を含めた総合ではどうも
とうこちゃんオスカルの方が説得力ある感じで。バスティーユでの迫力もピカイチだし、魅せ方が上手い。
ググっと惹きつける力が大きいんだよね。もう、あそこは前後の場面を忘れてしまうほどですよ(苦笑)
ベルナールが必死に押し止めるのもきかず、アンドレに向かって手を伸ばすところは毎回痛々しいしね。
離せ 離してくれ、行かせてくれ、アンドレここだ、などなど・・・いてもたってもいられないオスカルの
歯痒さが涙を誘うんですねぇ、u-tsuじゃなくて客席の涙ね。止める方も大変だなぁってくらいの勢いが。
でもあんなに近い場所なのに、オスカルは流れ弾とか当たんないんだろうか(苦笑)?

白薔薇と例えられたオスカルがメラメラと炎のように激しく散っていく様は、オスカルの本質を垣間見た
ような気がして、今までと違う印象もあった。u-tsu的には納得できるオスカル像だったと思う。
余談だけど、何故かとうこちゃんにはメラメラと燃える炎が似合うよね(^^)スクリーンの炎見てたら
安禄山思い出しちゃったよ。普段はクールでも、内面が情熱的な役って結構嵌ってるように思うし。


アントワネットのとなみちゃん。新コンビ、トップお披露目でこんなに難しい役に挑戦とは大変だなぁと
思っていたけど、檀ちゃんの後を引き継ぐに相応しく、コスチューム物の似合うことったら、華やかだね。
名曲「青きドナウ」もキレイに聴かせてくれた。少女時代のアントワネットと入替わると30歳の王妃・・・
もう立派な大人の年齢にも関わらず、どこか少女さが抜けきれないアントワネットには可愛らしさがある。
となみちゃんのアントワネットはそんな印象。王妃であり母親でありながら、フェルゼンとの恋に夢中で
自分の思いに率直。ある意味やりたい放題で過してきた結果が、子供たちと引き裂かれることで自分に返って
くる場面では自業自得と思いつつ、ホントにこの人は何故ごく普通の女性として生まれてこなかったのかと
気の毒にも感じる。ここのとなみちゃん、こんな芝居ができるのかと意外だったね(苦笑)自分が最高に
幸せな贅沢をしてきた裏で、命を失っている人がいたことに驚き、それでも縋りついて子供を求める・・・
プライドも威厳も何もない、ただの母親になっているアントワネットなんてアントワネットらしくないとも
思えるんだけど、これがあると無いとでは牢獄での説得力が違うんだよね。その説得力をより確かなものに
するために、となみちゃんはよく頑張っているのじゃないかと。ホントの意味で母親になれた場面だろうし。

王妃の台詞でちょっと疑問だったのは、自分は世間知らずで何も教えられていなかったという部分。
あんたオスカルに何度か忠告を受けませんでしたか?メルシー伯爵や母国の母親からも色々と教えを受け
ませんでしたか?その度に聞き流して現実逃避をしていたのは王妃様、あなたですよっ。
この場面になると、毎度こう言いたくなるんですよねぇ(苦笑)周囲にももちろん責任はあるんだけど、
自分を女王と呼ぶからにはそれに相応しい行動をしなくちゃいけないんじゃないの?って思うわ。
自分から知ろうともしないで無知でしたで済まそうなんて甘いよね、そんな貴人が多かった時代だろうけど。
舞台ではそういう王妃に忠告する人ってのが出てこないから世間知らずでいいのかもしれないが・・・
死ぬ時だけ潔さを出されても、開き直りか?って気がしないでもないよね(苦笑)いや感動の場面だけど(^^)


しいちゃんはアンドレとベルナール。初見はアンドレでした。基本的に作りは全ツと大差ないのかな。
でも出番が増えたから印象は変化ある感じ。落ち着いてて朗らかで、とっても大人な包容力が良いね。
ただ、声のトーンにあまり変化が出せないのか感情が1本になりがちな気がする。声質のせいなのかな?
アンドレっていつもオスカルと一緒だけど、あまり感情的にならないよね。でもオスカルのことを思うとき、
激しい感情が内側で燃えていて、そこがアンドレらしさだと思うんだけど、しいちゃんアンドレからは
そういうものが伝わってこなかった。毒殺場面があったら上手くそういう部分も出せたかもしれないけど・・・
全ツの時も思ったんだけど、しいちゃんは意外とアンドレ役者じゃないように思える。雰囲気はアンドレらしい
けど、それは黙って立っている姿だけで、演じるとそんなにアンドレっぽい感じがしないんだよねぇ、不思議。

u-tsu的に、しいちゃんはベルナールの方がらしさを感じる。黒い騎士としてのベルナールも想像できるし、
影になって誰かを守るっていう役よりもリーダーシップ取る役とかの方が似合う感じがするんだよね。
ロザリーとの並びも夫婦という設定に違和感ないし。どちらかといえば大人の男っていうよりも青年系の
方が魅力的に思えるんだよね、しいちゃんって。なので、ある意味、傍から見たら孤独な人生を送っている
ような印象のあるアンドレには嵌りきらない気がする。相手役を包み込む大きさってのは十分に持ち合わせている
と思うんだけどねぇ。それでアンドレは向かないって思うのも不思議なんだけど、u-tsuはそう思うの・・・
笑顔はアンドレを彷彿とさせてステキと思えるんだけどなぁ・・・いや、ホント意外、意外(苦笑)


次はアンドレ繋がりで礼音くん。この人もベルナールとの2役で頑張っていますね。初見はベルナールでした。
学年が若いのでベルナールは似合うかなと思ったんだけど、この人も意外にベルナールは合っていないかと。
ベルナールは革命に熱心的だけど、本業が記者だけあって知識人的な要素を持ち合わせた、それなりに賢い青年だと
思う。でも礼音ベルナールにはそういうトコロが感じられず、血気に逸る革命家って印象の方が強いかな。
今回のベルナールは2幕の短い時間の登場なので、ベルナールの色を全て表現するのは難しいと思いますが、
なんかベルナールって感じがしないのよね・・・熱血漢すぎるのか?2人のベルナールを見比べると、どうしても
しいちゃんの方が嵌ってる。ロザリーとの並びも似合ってはいるんだけど、学年が近すぎるせいか夫婦とは
思えないし。あれは兄妹ってとこですね(苦笑)若しくは幼馴染か。恋人同士って感じでもないしなぁ・・・
意外にも、ベルナールって若さの勢いでできる役じゃないんだな、って初めて感じたかも。

2度目と3度目の今回はアンドレな礼音くん。ちょっと頼りなげではあるものの、ベルナールよりはこっちの
礼音くんの方がイイなぁって思った。しいちゃんのような大人な包容力はないけど、静かで芯が強いという印象が
あって、こういうアンドレ像もいいかもって思えたな。学年的にオスカルより年上に見ることはできないけど、
乳兄弟というか、幼馴染とかって設定ならありかなと思う。でもまだ研7だもんね、よく頑張ってるよ(^^)


ジェローデルは涼くん。宝塚のジェローデルはジェローデルじゃないんだよねぇ・・・髪型もあんな縦ロールじゃ
ないし、性格もあんなに爽やかじゃないと思うんだけど(苦笑)ま、涼くんのせいじゃないけどね・・・
ジェローデルの役割としては今までと変化ないんだけど、2幕にバスティーユが入ったことで、国王一家救出の
計画に自然さが加わったような気はする。オスカルは市民と共に戦うことを選んだけど、心中で国王一家の無事を
祈ってはいたでしょう。その気持ちを確実に理解していたジェローデルは、1番信頼できると信じているフェルゼン
を訪ねオスカルの意思を継いで欲しいと説得する・・・原作どおりのジェローデルだったら絶対にこんな行動は
とらないだろうと思うけど、宝塚版のジェローデルはナルシストとは程遠く、真面目だし冷静だしイイ奴だし、
思慮深さもあったりして、このジェローデルならこういう行動をとるかもなって感じはするね。涼くんの役作りが
とてもシンプルなので、なおのことそう感じたりするのかも。とはいえ、u-tsuの中では、これをジェローデルとは
呼べないことに変わりなく(苦笑)なんでここでジェローデルが?って疑問よね。u-tsuにとってジェローデルとは
嫌なナルシストでしかないので、どうしてこんなにいい人として描かれているのかワカラナイの・・・
でも涼くんは誠実なジェローデルを好演してる。ジェローデルの周りは柔らかい空気に包まれてる感じするよ。


ロザリーはうめちゃん。春風のようなロザリーなんて大丈夫か?と心配でしたが、やっぱり違うよねキャラが(苦笑)
今までに比べて娘役らしさは増してきたけど、さばさばチャキチャキした部分は隠しきれてないねぇ・・・
元気で明るい舞台姿のほうが印象強くあるから余計にね。ロザリーとしての舞台姿は可愛いけど、動き出すと
ガサツさがちょっと(苦笑)ロザリーは可愛いだけでなく芯の強さもあるし、見かけによらず頑固なとこもあって、
そういうのはうめちゃんの舞台姿と合っていると思うんだけど、もちょっと何か足りないかなぁ。柔らかさか?
この役も決して簡単な役ではないんだよね。歴代何人か観ててもピカイチなロザリーはいなかったもんなぁ。
1番可愛かったのは雪の鮎 ゆうきさん。容姿が可愛いのはもちろん、学年が1番下だったからね(苦笑)
他組は上級生過ぎて可愛さがないし、特に配役に無理があった・・・とはいえ、うめロザリー、牢獄のフェルゼンを
止めるあたりはなかなか良かったな。ベルナールとのやりとりで夫婦としての絆を思いやったりするトコロも
表情や声のトーンで上手く出てると思うし。こういう色んな役をこなしながら、いい娘役に成長していくんだよね(^^)


国王ルイ16世は組長じゅんこさん。何故かルイを演じるのは組長クラスの上級生で、いつも疑問なんだよね。
そしてどの人も、とっても老人のような役作りをするの。なんで?王妃と1歳違いなのにこの差はなんでしょう?
確かに落ち着きがあって物静かで老人くさいのかもしれない。でも老人そのものじゃないんだよね。そこのとこ、先生は
どう思っているんだろうか?分っててこの役作りでO.Kしているのか?もちろん、王室の人間だから何に対しても普通の
反応とかではないのかもしれないけど、あんなにゆったりまったりでいいのか(苦笑)海外の皇室とか見てるともっと
意外にチャキチャキしてるんだけど・・・宝塚のルイに対する考えはよくワカラナイねぇ。ただ、オドオドしてる感じは
原作のルイを彷彿とさせるけど、それ以外は全然。とはいえ、新たなルイの場面が入ることで、今まで以上にルイの気持ち
や人物像が具体的になってきてるとは思う。組長さんもそのあたりは意識してる感じがするし。フェルゼンが帰国の挨拶に
来た時には、自分よりも王妃を思って留める言葉が発されたように思える。だけど、あんなに大勢の前で口にするのはどう
なの?捕らえようによってはワザとらしくも聞こえるし、そんな内情を打ち明けちゃって大丈夫なのかと心配だよ(苦笑)
王妃である妻が国王である夫よりも、他国の青年貴族だけを頼りにしてるなんて軽々しく言っちゃまずいんじゃないの?
ただでさえフェルゼンとの不倫が噂になって色々と問題が持ち上がっているというのに、国王があれじゃ弟伯爵がデカイ顔
するのも無理ないよねぇ。しかもあの場で、兄とはいえ国王の妻を侮辱するなんてあり得るんですか?って感じ出し。
u-tsu的には、このやりとりをフェルゼンと2人だけの場面にして欲しかったと思うのよ。弟くんとメルシー伯爵もいて
いいけど。男同士の密約っていうかさ、なんかルイの人柄がとても温かくて優しい感じがあるから、同じ王妃を愛した者
同士の何かがあったらいいなって。ただ王妃やオスカルにしたら、フェルゼンの本音が聞けてかなり気持ちの上では楽な
部分もありそう。別れは避けられないにしてもね・・・ちょっとルイから脱線したけど、この役については何とも感想は
難しい(苦笑)演出がこれでいいのなら、それをこなしている組長さんに問題はないワケで、流石としか言いようがない。


他は・・・専科の方々は再演の度に出てるので、やっぱり1番安定してるし、役が変わってもきちんと対応できてますよね。
あまり疑問を感じるような演出のない人物が多いしね(苦笑)例の騒がしい夫人と令嬢のみなさんは、誰が悪いワケではな
く、演出に責任があるってことで(笑)これは仕方ないよねぇ。こっちが遠慮したくてもベルばらには不可欠になってる
キャラだもん。ただ、令嬢のみなさん、身につけている宝飾品がハデ過ぎじゃありませんか?実際にどうだったか知らない
けど、令嬢があんなに宝石類を身につけていることに違和感が・・・いや貴族令嬢だから当然なのかもしれないが、もう少し
年齢設定に見合ったデザインの物をつけてもらえないかな。とてもじゃないけど令嬢に見えないんだ(苦笑)
誰だかドレスとお揃いのチョーカー付けてるけど、そういうお嬢さんらしさならいいと思うんだよねぇ。
でもほとんどの令嬢は耳と首にゴテゴテ付けてて、なんか品を感じないの。付ければいいってもんなのか?

プロバンス伯爵の紫蘭ますみさんは1幕ラストの大広間でイヤ〜な部分を出しているんですけど、2幕で兄王の共するあたり、
やっぱり兄弟なんだと思わせてくれる。にしきさんのジャルジェ将軍も、厳しいだけでなくオスカルをちゃんと愛している
のが感じ取れるし、男として育てる道を選んだ苦悩も出てる。大きな目立つ役ではなくても、脇でしっかりと存在感示せる
上級生の存在って大きいなと思う。柚美さんはフェルゼン姉で、希望なく辛うじて生きている弟を見守る温かさがあって
良いと思う。でもやっぱり姉ではなく妹という設定の方がよかったな・・・フェルゼンが姉に「行きたいのです」なんて
駄々こねるトコロなんて観たくないし(苦笑)こういう愛もあるんだと、姉よりも妹に諭す方が自然に思うしなぁ。
わたるフェルゼンにはやっぱり妹の方が似合う感じするし。なんで柚美さん夫人に入れなかったんだ?夫人は専科じゃなく
てもいいだろうに。カゲソロもエトワールも組子の出番ないじゃん。タキちゃんエトワールきれいなのは分ってるけど、
できれば組子にやらせたいと思うんだよね。これぞという適任がいないならダブルでもトリプルキャストでもいいからさ。
そういうチャンスを組子に与えないでどうすんだ、劇団?役替りが当たり前なベルばらなら、エトワールだって役替り
可能だと思うぞ。抜擢を待ってるだけじゃダメなんだけど、娘役を育てることに手を抜いてるように見える劇団の行為も
どうかと思うのよ。ホントにここ何年も娘役不足を感じてるので、もっと気を入れてしっかり育ててほしいね。


役替りといえばショーの小雨もだよね。ホントならフェルゼンとオスカルのデュエットなのに・・・
涼くんとしゅんくんなんだよねぇ。でもとうこオスカルは薔薇タンで踊りまくりだからなぁ。役替りしてまで何故小雨を
入れたいのか・・・ジェローデルと小公子なんて論外でしょ(苦笑)なんかここだけベルばらじゃないような気がするよ。
オスカルの薔薇タンってのも似たようなもんだけど、あれはとうこちゃん自体に似合ってる場面だから良いとして(^^ゞ
小雨はねぇ・・・2人ともそういうイメージじゃないんだよ。上級生で経験豊富ってことで、涼くんの方はまだ見れるけど、
しゅんくんはね・・・初々しさはあるものの、それ止まりってとこで。申し訳ないけど、小雨はオペラでわたるくんしか
観ないんだ。ここのわたるくん、表情がすごくクールでめちゃイイ男だから見逃せないのよね(^^;

ボレロは結構難しそうだなぁって思って観てる。2人の息が合わないとキレイに合わない振りが多いような気がする。
ここでツボなのは拳を作る振りのわたるくん。この場面、平成元年雪版で何度も観てたのに、そんな振りがあることに
今まで18年も気付かなかったんだよね(苦笑)この星組で「これがボレロか」と新たな発見です・・・



さて、思いつくまま感じたままに、主な人物感想、雑感を書いてみましたが・・・
それぞれ良い部分もそうでない部分もあって当たり前なワケで、
でも観る度に印象が変わることも常にあるので、この雑感も次回観劇の時には、
また変化してるんだと思う(苦笑)だって前回、かなり感動を得たはずなのに、
今回はものすごい冷静で、途中で眠気に襲われちゃったくらいですから・・・(ーーゞ
1914愛以来の退屈を感じてしまった(笑)でも今じゃあの作品大好きですけどね。
ベルばらは好きになれるのか微妙だけど・・・
でもフェルゼンは好きになれたから、ちょっとは進歩よ進歩。

残す観劇は、あと2回・・・どんな感動を得られるのか、楽しみと不安が入り混じり・・・
でも、素敵なフェルゼンがずっと心に残れば、それだけで観る価値があったというものですね(^^)







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