王家に捧ぐ歌


「王家に捧ぐ歌」について、
個人的希望や予想をつぶやいています。
あくまでも独り言なので、
意味不明な言動などは
あまり気になさらず(^^ゞ。






東京公演も始まりました(^^)。
ムラ公演中は色々と疑問があったのですが、
東京初日を観たら、やっぱり、うーん・・・
と考えてしまうところがありまして。

トータル的には想像以上の作品で、出演者と役が
一体化しているという感じで違和感なく観れました。
全編歌ということにも6、7割くらいは納得してます(苦笑)。
CDの楽曲以外にも素晴らしい作品がいくつもあり、
それはそれで耳に馴染んで感動も増してますし・・・
ただやっぱりこの歌詞は台詞で聞きたいっていう部分も
あったりするので、手放しで上出来だ〜
とは喜んでいないu-tsuです(苦笑)。

台詞で聞きたいと思った歌詞とは・・・
第一幕 第三場のM4「終る 終らない」の中の歌詞の一部。
『神の名のもと 正義を守るため エジプトは戦っているのだ』
この部分はラダメスが現時点で抱いている大事な信念だと
思うので、できればしっかりと台詞で聞きたいかなぁと。
『神の名のもと 正義を守るため 』とはラダメスにとって
タテマエのような気がしてならないんですけど、
神のお告げとかが絶大の信頼を得ていた時代ですからねぇ。
ラダメスもそんなのを信じていたりしたかもしれないか・・・

同曲での最後部分『解放してみせる』も台詞で聞きたい。
アイーダに笑われても、戦いに勝利して平和をもたらそうと
望んでいるラダメスの静かな決心・・・
わたるくんなら一言で充分に表現してくれると思うのですが?

アイーダの信念の一節『戦いは〜』もここで歌われますが、
あれも最後部分は完全に歌うのではなく台詞にしてくれると
よかったなぁと・・・思うんですけどねぇ。

そしてM6「ナイルの流れのように」の冒頭・・・
『この者は〜・・・・いなくなります』の部分は
歌じゃなくちゃいけないのでしょうか?
曲の流れだけで聴いていると別に違和感はないんですけど、
でも歌わなくてもいいんじゃない?って思えてしまって(苦笑)。

M9「お前は奴隷」のファトマのソロ部分。
アイーダにとって一番の理解者でもあったファトマが、
囚われの身であることに我慢の限界でもあり、ついつい
アイーダに辛くあたってしまう場面。
気の毒に思いつつも本音が見える場面でもあるので、
『お忘れなく』の部分はちょっと冷たく突き放す感じの
台詞として言ってほしかったなぁと感じます。
誰にも自分の信念を理解してもらえないのと、
ファトマに突き放された寂しさでアイーダは傷ついて
いると思うし、そういう事の後に歌う「アイーダの信念」
だからより感情も乗るだろうし聴く側にも深く伝わる
のではないかなと・・・

同曲のウバルトの歌詞『俺は お前とは違う』っていうのも
台詞のほうが気持ちがこもりやすいんじゃないかな。
力強く感情を出すのはやっぱり歌よりも台詞だと思うし・・・
同じような状況でも歌の方が良い時もあるけど、
受け入れ易いのは台詞のような気がするので。

M15「女官のいたぶり」の最後『囚われ人が何をえらそうに!』
っていうのは台詞の方が勢いが感じられると思いますが・・・
女官たちの怒りが増していく様子は歌の方がいいのかも
しれませんが、これだけイジメたんですから
そこまでは必要ないと思いますし(苦笑)。

M16「アムネリスの宣告」も、アムネリスが歌うだけで
次景に移ってもいいと感じましたねぇ。
きっちりとアムネリスが諭せていればそれでいいワケですし。
ちょっとしつこいかも(苦笑)。

M19「世界の対立」でアイーダが父の助命を申し出る場面。
『引き替えに!』っていうのが微妙で(苦笑)。
このまま歌でも充分なんですけど、台詞で言ったらどんなかな
っていう考えがあって気になっております・・・

M21「世界に求む〜王家に捧ぐ歌」でアムネリスの歌詞ですが、
『ラダメス・・・!』の部分は歌うようにではく
しっかりと呼びとめてほしいなって感じます。
特に理由は無いんですけど、なんとなく(^^ゞ。
アムネリスはラダメスの気持ちを初めて知ったワケですから
もっと戸惑いを表に出していいと思うんですよ。
もちろん、この一節以外の時は充分困惑して周囲を窺って
いるんですけどね。


などなど、ちょっとした一言なんですけど、
歌よりも台詞で言うほうがイイのではないかと
勝手に感じた部分です。
二幕目にもチラホラあるんですけどね、そういう部分が。
好みというか感じ方の問題なので、違和感を感じない方も
多くいらっしゃると思いますけど。
決して、絶対に台詞がイイというわけではないんですよ。
できれば台詞で聞きたい、というだけのことなので(^^ゞ
だってちゃんと作品からのメッセージは届いてますし、
感動もできてますから・・・
その上に欲を云えばってだけの話しなんで、
誤解しないで下さいねぇ(苦笑)。



どういうワケか、ストレートに受取れないこの公演。
期待ハズレでは全然ないのになぁ・・・
完成度が高いから余計に粗が目立つってトコロかな?

モヤモヤが消えないのは現在でも同じなんですが、
気晴らしに本を読んでいたんですよ。
かなり熱中していたにも関わらず、ふとねぇ、
『ラダメスはラダメス以外になり得ないからこそ好きになったの』
っていう言葉が頭の中に浮かんできたんですよ。
どうもアイーダの気持ちのようなんですが・・・
本の内容と全く関係ない思考が浮かんだことにビックリ(苦笑)。
なんか、お告げみたいだけど・・・

どうしてラダメスが二人の身分高い女性から想われたのか
疑問に思っていたんですよねぇ。
傍から見てたら優柔不断だし、職務を放棄して国を出る
なんて行為も理解できなかったし・・・
おめでたいなぁっていう印象が強くて(苦笑)。
それが突然、アイーダの気持ちが浮かんできて、
『そんなもんかぁ・・・』っていう気になったというか。

それと同時に、「ナイルの流れのように」で歌われて
いるアイーダの歌詞
『あの人は祖国と戦う人 それでも惹かれてゆく人!』
っていう部分が浮かんできて、人間の本能を感じたなぁと。
理性的に敵と分かっていても想わずにいられないという、
自分でもどうすることもできない感情に支配されて
しまったら、もうこのまま流されていくしかないのかな、
っていう感じで・・・誰にでも、『これだ!』っていう
本能が働くことってありますよね?
もしかしたらアイーダもそんな感じなのかなぁって。

決して男性として魅力的とは云えないラダメスですが
受取り方も感じ方も人それぞれで、アイーダには
ラダメスの持つ実直さがストレートに伝わった
のではないかな、と思いました。
戦士としてだけではなく、一人の男性としての実直さ。
出会った時すでに特別な感情が生まれていた部分も
あると思うのですが、囚人として側で接していて
徐々にラダメスという人間の内面に惹かれていったの
でしょうねぇ。欠点がない人間はいないけど、
欠点と感じる部分でさえもラダメスを形成する大切な
部分として愛せるアイーダはすごい。
u-tsuなんて、欠点は欠点だ、としか思えない(苦笑)。
でもきっと好意を持ってる相手の場合は
しょうがないな・・・で終っちゃうかもしれない。
人間の感情って、結構イイカゲンだと思うよね・・・

ただ、アイーダのそういう気持ちが上手く舞台で
表現されていないから、なんで好きなの?って
疑問が出てくるようになるんですよねぇ。
決められた時間内でこの世界を全て表現するのは
ムリだけど、この二人を中心に話しを運んだら
もうちょっと分かり易くなってたかもしれないなぁ、
と思わなくもないです。
歌で時間を取られる上に出来事が多いもんだから
どうしても補えない部分がでてくるんですよね。
でも二人だけを中心に事を運んだらただの悲恋物に
なっちゃいますしねぇ・・・難しい構成だなぁ。
いっそのこと、「ベルばら」みたいに
「ラダメス編」とか「アムネリス編」とか
作っちゃえばイイのにねぇ・・・ダメ(^^ゞ?

ちょっと脱線してますが・・・
そんなワケで、ちょっとはアイーダのラダメスへの
気持ちがみえてきたかなぁという感じです。
今まではホントに理解しきれてなくて、
お互いにマイナス部分が似てるからなぁ・・・
っていう受止めかたをしていたんですけど、
『ラダメスだから』っていう気持ちが浮かんだ時には
ナルホド〜そうかぁ、って納得できましたね。
打算的な部分がないラダメスだから、同じ事柄でも
他人には真似できないやり方で事を進めていく。
それはラダメスだからできることだし、
信念に基づいて行動するラダメスにしかできない。
他の生き方ができないラダメスは、
ラダメス以外になリ得ないし、他になろうとしない。

臨機応変に自分を変えられない不器用者だけど、
だからこそ信頼できるし、この人と一緒に
歩いてみようって思えるのではないかと・・・
あくまでもアイーダの気持ちなので、
ラダメスがアイーダを好きなのは何故?って
気持ちはまだあるんですけど、そんなに
違いはないのかなと思えます、今は。

この公演に疑問を持ちはじめてから初めて、
プラスな考えが浮かんできたように思う(苦笑)。
なんでこうなんだ〜?!って疑問に嵌って
いる時はどうしてもマイナスな方向へ
思考が偏るんですけど、気晴らししていたら
逆に『あ、これでイイんだよ』って考えが
ふっと、お告げのように表れて(苦笑)。
何なんだよ?って心境です(^^ゞ。

他のモヤモヤは・・・どうなるかな?




愛か 栄光か・・・

CMのこの台詞が気になっておりました。
実際に観劇したらこの言葉の意味も分かるだろう
と勝手に思っておりました・・・
が、しかしっ。
愛か栄光かで苦悩するラダメスはいなかった。
愛する人の為に平和を望むラダメスはいたけど・・・
CMを見る度に、この言葉は何の意味があったのか?
と、ついつい気になってしまうu-tsu・・・

ところがっ。
またしても公演のことを考えていない時に、
お告げのように脳の隅っこで言葉が浮かんで・・・
永久の栄光を 祈りつつ・・・
そう、ラダメスの歌の一節です。
「エジプトは領地をひろげている」の後半部分に出てくる歌詞。
何故かこの言葉が浮かんできたんですよねぇ。
CM以外で『栄光』っていう言葉は歌の中で一度使われるだけで、
他の場面でも他の歌でも出てこないんですよ。
『栄光』っていうと、高い地位だとか野望を果たすだとかって
いうイメージがすごく強くて、ラダメスも自分の信念の為に
最高の地位へ昇りつめたいのかなと、解釈していました。
でも観劇して受けた印象は全然そんなギラギラしたものじゃ
なかったから拍子抜けしたんですよ・・・(苦笑)。
だから余計にCMで苦悩しているのが疑問で仕方なかったんです。

で、ふと、歌詞の一節が浮かんできて、思いました。
『栄光』の前に『永久』ってついてる・・・
ラダメスの苦悩してた『栄光』って野望じゃなかったんだ?!と。
『栄光』って意味を辞書で調べると<ほまれ、光栄、栄誉>。
更に調べると≪幸いを約束する光り≫とあります。
『永久の栄光』ってことは、≪いつまでも変わらない幸せ≫って
意味にもとれるなぁと思うんですが・・・?
とすると『愛か 栄光か』の苦悩は、<アイーダとの愛>か
戦いのない世を実現するという<戦士としての使命>か
ってことになるかなぁ、なんて。

初めてCMを見た時は『アイーダかアムネリス』が
『愛か 栄光か』に繋がっているのかと思ったんですけど、
よ〜く考えてみると『アイーダとの愛のみか 国の繁栄か
ってことになるんですよねぇ。
ラダメスにとって、『愛』はアイーダのみに対してだし、
『栄光』は国の繁栄であり、それによって得られる
民の幸せということなのだろうと思えますし。
「エジプトは領地をひろげている」という歌は題名そのもの。
エジプトを表現し、ラダメスの戦いへの期待や興奮が
入混じった感情的な歌です。
そこに描かれた『永久の栄光』はやっぱりエジプト人である
ラダメスの愛国心であり、戦士としての誇りでもある・・・

で、ずっと疑問だったラダメスの苦悩『愛か 栄光か』。
これは、<アイーダとの愛を貫く>か
<国の繁栄・世界平和への実現を貫く>かって
ことだったのだろう、と、u-tsu的に結論がでました(苦笑)。
勝手な解釈ですが、色々と思い起こして考えたら
こういう考えが一番分かり易いなぁと思えたので・・・

ただ、苦悩っていう点で云えば、「三度の銅鑼」で
かなり苦悩はしていますよね。
『アイーダとの愛か アムネリス(エジプト)との繁栄か』
っていう感じで・・・。
先生がどういう意図でCMの冒頭にあの台詞を入れたのか
分かりませんが、色んな意味合いを含んではいるんですよね。
ただ、苦悩よりも世界の動きのほうが大きいから
『愛か 栄光か』の効果はあまり意味がないような
気がしないでもないんですよ(苦笑)。
でも、すごく観客のツボを刺激するというか、
観たいぞ!っていう気持ちを掻き立てるような
演出ではありますけど・・・まんまと嵌ったしね(^^ゞ
そういう意味では大切な台詞だなと思う・・・




公演DVDを見ることができました(^0^)v
過去の公演ビデオを見てて思うのは、
「ああ〜東京公演を録画してくれたらイイのに〜」
ってこと。東京公演を観て購入したビデオは
そう感じることがほとんどです(苦笑)。
確かに大劇の初日と録画公演とでは後者のほうが
見応えありますが、東京は更に上をいくんですよね。
手直しもあったりして、より作品が良いものになって
且つキャラがもっともっと生きているんですよ。
だから今回も楽しみにしていたとはいえ、期待はあまり・・・

ところが、意外にも見応えあって驚きでした(@。@)。
日々、感情の変動はあると思うんですけど、
一定の感情を保ちつつの公演だったんだなぁ〜と、
改めて思う内容でした。
今までのような物足りなさがなく、集中力が途切れることなく
最後まで見れた気がします(苦笑)。

で、およそ2週間振りに「王家に捧ぐ歌」を見ての感想ですが・・・
アイーダは大劇の方がイイ!と思いました。
なんで、このまま東京にもってこなかったのか?と
疑問ですよ、安蘭さん・・・?
東京で観たアイーダよりも新鮮で自然な作りだなぁと。
ラダメスに対している時が特に良い感じだなぁって思います。
簡単に云うと、「世間知らずで純粋無垢な少女」っていう
雰囲気が、DVD見ててしましたけど。

u-tsuのアイーダ像は・・・
王女なんだけどプライドや誇りを大切に
するというよりは、弱いものや身分の低いものでも
自然に接することができる人・・・
で、恋愛に関して全く経験なく、男性を好きに
なったのもラダメスが初めてだと思うんですよ。
ラダメスに抱く感情が最初はどういうものか分からず不安で、
なんとなく距離をおいて接していたのが、ラダメスの行動で
だんだん心を動かされて好意を持ち、それが少しずつ愛情に
変っていった・・・のではないかと。
性格的には、「意志強く弱音吐かず心は決して何にも屈しない」
というのが表面上で、「淋しがりやで気弱で情が深い」
というのが内面のアイーダではないかなと・・・

このような印象を持っているんですが、
大劇のアイーダはu-tsuのアイーダ像に近かったと感じます。
東京では泣き方があからさまになってきたというか(苦笑)、
しつこく感じるというか・・・
同じ泣く場面でも、生まれながら王女という品格は
大劇のほうが感じられたように思えますし、
清楚な印象も多少感じられましたので。
今思うと、東京では作りこみすぎたかなぁと・・・
歌の迫力に関しては東京のほうが説得力が上かなと
思うんですが、全体的には大劇のアイーダのほうが
違和感なく見れたし、感情移入もできたと思います。


アイーダ以外は東京の方が見応えあったかなぁ・・・
あ、ウバルドも、大劇の方が好きでした(^^ゞ。
東京では「あぶないテロリスト」っていう印象が強くて、
ただの戦争好きかと思う部分もありました。
が、大劇では危なさが抑えられていて主張が弱い分、
エチオピア王家の人間として見過ごせないから
俺がケリをつけてやるんだ・・・というような
勢いが感じられて、ただ闇雲にエジプトに刃向かって
いるワケじゃにないんだなと感じることができました。
ウバルドなりに信じる道がちゃんとある、っていうのが
東京よりも伝わってたような気がしますね。

それ以外では・・・東京公演のほうがやっぱり良かったかな。
ちょっとした動きにしても、役の感情が伝わってくるのは
生で観た東京公演のほうが大きかったですねぇ。
ホントに日々、進化しているというのがよく分かるし
伝わってくる作品でした(^^)。

音楽のテンポも東京では早くなっていて、
より緊迫感があり、感情の動きに適していましたね。
大劇版ではずいぶんとテンポが違っていて、
なんか、大事な場面なのに迫力に欠ける〜っていう部分が・・・
たぶん、大劇しか観ていなければ違和感はないのでしょうけど、
東京を観てしまったu-tsuにとっては、テンポは東京のほうが
合っていると感じてしまいます(苦笑)。

一つ残念だったのはアングル・・・
わたるくんがた〜〜っくさん、大きく見れるのは嬉しいけど、
この公演、アップよりも遠目で見るほうが迫力あるんですよね。
戦闘場面はもう少し引いた角度から映して欲しかったし、
凱旋は上からのアングルの方がキレイだし・・・
大勢が出ている場面もなるべく全体を映してほしかったかなぁ。
この場面のこの瞬間は全体映像がイイのに〜〜っ!!
と言いながら見る場面もありましたから・・・


話しがコロコロ変わるんですが・・・
エチオピア王家って、どういう家族なんでしょう?!
舞台観ててもDVD見ても、どうしても分からないっ。
とても家族とは思えない個性がバラバラな印象が強い・・・
一応、ウバルドもアイーダも父王が大切で大好きなよう
なんですが、それ以上の事が想像できません。
アモナスロは子供は可愛いけれど、それも役に立っている
時だけっていう感じがしてならない。
しかも役立つというのは国の為ではなく自分の為ね。
家族という温もりは感じませんよね、この家族・・・
苦しい時こそ家族が力を合わせて、っていうのが平均的だと
思うんですけど、そういうのが一切感じられない(苦笑)。
冷え切った家族という感じがします。

家族を利用してまで得たい勝利・・・
そんなものは本当にあるのでしょうか?
アモナスロに会って聞いてみたいですね。
アモナスロを見ていると、ウバルドやアイーダが
なんとなく気の毒だなぁと思えてしまいます(苦笑)。
アイーダは故郷も大切に思っているけど、
それを守る為に新たな血を流すのではなく、
血を流さずにみんなが自分の故郷を守れる方法を
探していたのではないかなぁと、そんな考えが
ふと浮かんできたりしますが・・・?

アモナスロにも、そんなアイーダの考えを少しでも
理解して欲しかったと思います。
エジプトも、ただ力で押さえつけるのではなく、
同じ人間を相手にするのだから違うやり方もあったのでは
ないかと思ったりしますし・・・

ああ〜毎度のことながら、この作品について話していると
何故かアイーダのように語ってしまう〜(苦笑)。
気持ち的にはよく分かるというか、考えに共感できる
部分が多いんですけどね。でもやっぱり矛盾もあって、
疑問を持ったりする部分もあるし・・・
結局は人間世界のことなんで、矛盾は仕方ない?
人間なんて、勝手な生き物だよね・・・u-tsuもね(^^ゞ
だから沢山の感情や矛盾、道理や不道理が
あるのかもしれない。
こんなに人間について考えてしまう作品には
出会ったことがないですね。
公演を観たことは、とっても貴重な体験だと思えます。
きっとビデオやDVDを見る度に、楽しみと同時に
考えさせられるのだと思います。
もちろん、作品を心から楽しめる事の方が大きいですけどね。





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