060224 コンサート前日 バンコクへの道ー1

RAIN(ピ)の名前を冠したバスが、こんなところまで来ていたことを、ジフニは知る由もあるまい。

バスにもどったら、ガイドさんが、「みなさ〜ん、ゾウさんに乗ってみたいですか〜。」と聞いてくる。私はもともと動物も高いところも嫌いなので、「やだな〜。」と思っていた。ところが、ところが、他の方たちは、ほぼ皆さん、「乗ってみたい〜。」ということのようだった。「だって、だって、ヨンジェだってゾウさんに乗っていたじゃな〜い。」ううっ!痛いところを突かれた。ジフニだって、タイでゾウさんに乗ったんだもの、彼と同じ体験をしないなんて、私の愛が他の皆さんに及ばないことになってしまう。

「やっぱり、乗ります、乗ります。」愛の力って、すごい。今までの私だったら、絶対にやらないことができてしまうんだもの。

一緒にゾウに乗ってくださった方が、こう言っていた。

「ヨンジェとだったら、一生でも乗っていられるわ〜。」

それは、私のいうセリフじゃ〜〜!

次に向かったのが、ワット・ロカヤスタ

ここには有名な寝釈迦仏がある。黄色い袈裟をまとった仏像は、青い空に映えて美しい。

今風のお兄ちゃんが、その足元にひざまずき、真剣にお祈りをしている。

また、多くの人が、仏像の手の届く範囲に金箔を貼り付けている。

それにしても、ものすごい暑さだ。

昨日のコンサートでは、昼間に使い果たしたはずのエネルギーが、体のそこからみなぎってきたが、それもジフニのためにその場ですべてまた使い果たしてしまった。

今日も睡眠時間は4時間ちょっと。夜にはRAINY DAY FINALも控えている。

普通の常識では、もう私たちの体力は限界を超えている。

立っていられるのは、まさに精神の力にだけたよってのこと。

白く輝く仏様に、今日のコンサートの成功を心から祈った。

もうひとつのお寺、ワット・ヤイ・チャイ・モンコンへ。こちらの仏様は大きな目を見開いている。仏塔にも登れるようになっていたが、かなりの暑さ。ここでも、せっかく来たのだからと、ついつい塔に登ってしまう私。コンサートまで、あと9時間もある。


バスに戻る。

道すがら、魚を売っているのが目に留まるが、それは食べるためのものではなく、「放生(ほうじょう)」のために売られているのだという。生き物を放つことで、功徳を積むという仏教の考え方によるものだ。そういえば、確か中国の南のほう、アモイかどこかで、むりやり洗面器に入った魚を売りつけられたことがあるのを思い出した。それを確か、池に放した。魚の身になって考えれば、放されては、また捕らえられ、迷惑この上ない話だ。それによって人間が功徳を積み、金をもうける。

最後に行ったのが、日本人町の跡地。ジフニのおかげで、日本人がこの地に残した足跡についてまで、学ぶことができた。山田長政についての説明を聞く。当時のものが何か残っているというわけではなかったが、すぐ横を滔々と流れるチャオプラヤー川の流れを見ながら、遠い昔に思いを馳せた。

 

そしていよいよお昼ご飯。
ガイドさんが一通り、今日のお料理の説明をしてくれる。
バナナジュースがとてもおいしい。

おすすめのパパイヤサラダも、切り干し大根のようだったが、しゃきしゃきしておいしかった。ラーメン、シュウマイ系もおいしかった。

さて、帰りはいよいよコンサートに備えて寝ようと思ったところ、急に大音響でSad Tangoが流れ始める。そしてSlowly。アユタヤの景色には、全然会わないけど、もうろうとした意識も、ジフニの歌には敏感に反応する。なんと、その後は3集。これでは寝られるわけがない。
1時間ほどでホテルに到着。2時10分。実は、アユタヤからの帰り道に、インパクトアリーナの横を通った。つまり、今日はこの道を行ったりきたりするのだ。

3時半の出発まで、しばしの休憩。今日はさすがにネットにつなぐ気力がうせていた。

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