RAINY DAY 台北演唱会 2005.12.29-30

大阪で撮った写真はこの一枚のみ。ホテルの部屋からのヨドバシカメラ。

そして、予定時刻の7時を少し回ったころだったと思う。
ついに私にとっての初RAINY DAYが始まった。

一番最初の印象が、不謹慎(!)ながら、「あ、これってDVDと同じ始まり方じゃ〜ん!」
今思えば、当たり前である。

また会場全体みんなで何を叫んでいるのかさっぱり分からなかった。
今思えば、「チョン・ジフン!チョン・ジフン!」である。
それほど大きくない会場に、「チョン・ジフンコール」が渦巻き、自分がすぐにジフニとこの空間を共有できるのだと言うことを実感した。


そして、ジフニの登場。
DVDと同じ構成のコンサートだったが、生で見るジフニの歌とダンスに、ここに来るまでのもろもろのことはすでに私の頭から消えていた。
ヨドバシカメラで買った双眼鏡は大いに役立ち、ジフニの表情まではっきりと目にすることができた。
2階席は空気の抜け道がないため、すぐにサウナ状態に。
私も「掛け声」や「歌詞」が分からないながらも、ジフニと一緒に踊り、叫び続けた。
となりのおねえさんは手に扇子を持ったまま踊り狂っている。その扇子がガンガン私の頭に当たるが、それもあまり気にならない。

前にいる中学生が「オッパ〜、オッパ〜」と叫んでいた。
結局、冷静に双眼鏡をのぞいている心の余裕はなかった。ひたすらジフニの声、会場の熱狂に身を任せるだけだった。
その時、その場でジフニを受け止めるのが精一杯だったのだろう。だから細部についての記憶は、ない。
終わったあと、扇子のおねえさんと初めて言葉を交わす。
「カッチョよかったですね〜。」
あとは、息も絶え絶えで言葉にならなかった。

帰り、今でも覚えているのが、タピオカマンゴージュースを買って、それを飲みながら部屋に帰ったこと。
幸いこの日は、ホテルに一人でお泊りである。現実世界とはしっかりと隔離されている。
思う存分、コンサートの余韻にひたることができるのだ。

感動覚めやらぬまま、パソコンの電源を入れた。
実はこの日以前、私はRAIN関連のBBSやサイトに書き込みをしたことは一度もなかった。
この日は一人でコンサートにやってきたので、感動を共有できる人がいなかった。それがとても寂しかった。
今さっきあの会場で騒いでいた人たちは、みんなどう思っているのかな?
誰かに私のこの高揚した気持ちを伝えたいな。
そして、今はもうないとあるサイトに、生まれてはじめての書き込みをした。
実は、パソコンの中にその下書き(!)が今でも残っている。
今から見ると、とてもお行儀のよい、かた〜い書き込みなので、笑ってしまう。

この日の夜、ジフニの曲を聞きながら、いろいろな人の書き込みを読んだ。
そこにはたくさんの、私と気持ちを同じくする人たちがいた。
実は、コンサート前に歌って踊るジフニを見たといっても、それはついこの間のことだった。
韓国版の「RAINY DAY」DVDが家に届いてそれを見たのが7月12日。
それ以前にCDは1集から3集まで聞いてはいたが、その時点ではまだ曲名もあやふやだし、歌詞の意味なんてまるで分かっていなかった。

いろいろなサイトから、コンサートの曲名一覧を探す。
さすがにプリンタは持っていなかったので、それを手書きでホテルの便箋に写した。
こうして、時間を忘れてジフニのことだけを考え、パソコンの中に存在するたくさんの仲間たちと時間を過ごした。
ベッドに入ったのは、結局午前4時。
新大阪到着から、すでに12時間がたっていた。
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