その日、昼、私にはどうしてもはずせない用事があり、都内某所(丸ビル)に着いたときは、もう3時近かった。
今日は、台北コンサートでご一緒したOさんと行動を共にしている。
Oさんは、スペイン坂スタジオ、POP JAMも当選したというラッキーガール。
でも、その彼女でも、丸ビルは当たらなかった。一体、当たった人というのは、どんな人たちなんだろう。
おお、ここが丸ビルMARUCUBE。最初の印象は、「わっ、狭い!」「あれ、それにスタンディングなんだ~」ということ。
当選した300人は、この1Fスタンディング席で生Sad Tangoを聴くことが出来るわけだ。
1Fから上を見上げると、「Oh! My God !」もうファンが鈴なり状態で、とても私の入るすきまなどなさそうに見えた。
でもでも、そうは言っても、漏れた音くらい聞こえそうだったし、うまくすれば、ちらっとでも姿が拝めるかもしれないな~。
私たちが、落ち着いた場所は、4階のガラス張り空間。
ちょっと高くて遠いけど、ステージ全体ははっきりと見える。
Oさんと二人、その場を死守することに決める。
そのとき、ほぼ3時。リリースパーティーは、5時から。ということは、まだあと2時間もある。
ああ、ジフニに出会ってから、私ってよく並ぶようになったなあ。
だいたい行列って大嫌いで、いくら行ってみたいレストランでも、2時間並ぶって聞いたら、次の機会にするだろうしなあ。
やはり、ソウルでの極寒3時間並びの経験がものを言っているなあ。
あのときに比べれば、ここはビルの中、全然寒くないし、トイレにだって自由に行ける。
そうは言っても、立っていることに変わりはないけど・・・。
少しして、オタク友達Nさん、Yさん到着。
私のいる場所を教えたけど、「なんか、もう、めぼしい場所な~い」ということで、二人はどこかへ行ってしまった。ショッピング好きの彼女たちだから、ぎりぎりまでウインドウショッピングなのかなあ。この、ゆるい感じもまたいいよね。場所を何時間死守したところで、結果はあまり変わらなかったりする・・。
私はあまり融通が利くほうではないので、とりあえず、Oさんとおしゃべりしながら、そのときを待った。
たくさん人が外にもいるな~と思っていたら、当選者の方たちだった。
けっこう早くから外で列を作らされているようだった。
当たったのに、寒いお外で整列というのも、ちょっと気の毒な感じがした。
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