2005年7月24日つづき
無事にソウル金浦空港に到着。
いつも出張に出かける中華圏とは違い、到着ロビーを出てからも、漢字の表記はほとんどない。
さっそくタクシー乗り場がどこだか分からず、結局「英語」で尋ねる。ちょっとつまらない。
当たり前であるが、道すがら、目に入る文字はほとんどハングル。
同行のKさんも、なんとかハングル文字の発音は出来るが、意味はよく分からない。
「言葉が分からない」って、こういう感じだったんだ〜と、その新鮮さにワクワクする私。
到着後すぐに打ち合わせ、会議の仕事も常にバタバタ。
夜、テレビで少しはジフニに会えるかと思いきや、なぜかCMにすら出会えない。
私が楽しみにしていたのは、帰国日だった。帰国日は、ただ帰国するだけ。仕事はない。
しかも、飛行機は午後の便だ。
明洞や東大門市場を、散歩してみよう。ジフニのポスターくらいになら、お目にかかれるかも〜。
2005年7月27日
最終日、一人で街を散歩した私。Kさんは、次の仕事の準備もあると、朝早い便ですでに帰国。
期待していたジフニとの出会いはほとんどなく、ゲットできたのもカレンダーと怪しげなミニ写真集だけだった。
でも、ドラマでしか見たことのなかったソウルの街の雰囲気を少しだけ感じることが出来てうれしかった。
空港で、はじめて食べたカルグクス。見た目よりしょっぱかった。
しかも、数日の仕事でのどをすっかり痛めていたらしく、あまりのしょっぱさに箸が進まない。
残すのも悪いな〜と思いつつ、電子辞書で単語を調べる私。
「ピヘンギ、シカン、シカン」(飛行機の時間なので、もう行かなくてはなりません。残してすみませんの意のつもり。)
そう言って、店を後にした。
無事に帰国。帰宅後、さっそくメールのチェック。あ、Kさんからも来ている・・。
次の瞬間、大変な事実が、目の前に・・。
「申し訳ない!(「雨」の君見ました)」
金浦空港で出国手続きをしていたところ、ナント「雨の君」ご本人様とスタッフに出くわしました。
私の隣の列で出国手続きしていましたよ。
最初はわからず「芸能人っぽい?」と思って見ていたら、スタッフらしき人が私の列の後ろに並んだので、
「ヌグシムニカ?(誰?)」と聞いたら、「ピ!」との答え!!
ほんの一瞬のことでしたが、免税店の店員さんたちも、カウンターから出てきて見てました。
(実物メールより抜粋)
ああ、神様!!
なんで、なんで、私とKさんを間違えちゃったの〜!
少しでも、ソウルに留まりたいと考えた私がジフニに会えず、早く帰りたいとソウルを後にしたKさんがジフニに会えるなんて〜!
忘れもしない、2005年7月27日のこと。
このことにが、私の「ジフニに対する切ない思い」を加速度的に強める要因のひとつとなり、その後の私の人生に大きな影響を与えたことは間違いない。
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