PIRATES of the CARIBBEAN
= THE CURSE OF THE BLACK PEARL =
作品内容の説明だけで感想が書ききれず・・・(ーーゞ
別にわたるくんが出ているワケでもないのに、
なんだかツラツラと書きすぎてしまいました(苦笑)。
さ、ではでは感想へいきましょう〜
最高の娯楽映画っ!!
『パイレーツ・オブ・カリビアン』を見てそう思いました。
ここまで面白くなっているなんて想像していませんでしたので(^^ゞ
主演がジョニー・Dとオーランド・Bってことで、それだけで
見たい〜って感じだったものですから。
ジョニー・Dは海賊の船長ジャック・スパロウ。
ブラックパール号という伝説の海賊船の船長でしたが、
仲間の一等航海士バルボッサに船を奪われ無人島に置き去りに
されてしまいます。バルボッサは去り際に一弾式の銃を
スパロウに渡します。もちろん、弾は一発だけ。
食べる物もなく、助けもなく、たった一人きりの島・・・
我慢の限界がきたら一瞬で楽になる為の助けとして
渡されたのが一弾式の銃。
無人島での生活はどんなに過酷なものなのか?
でもスパロウはそれを乗り越え、銃を使うことなく生還します。
生還の方法は、映画を見てください(^^)意外です・・・
銃には一発の銃弾を装着したまま。
それはいつか、バルボッサとの決着の場で活躍すると
スパロウは確信し、何があっても使わずに持っています。
スパロウはどんな男なのか?
飄々としていて、とってもマイペース、テキトーでいい加減に
見えるけど、実は結構に頼りになる男です。
人は見かけじゃない、とはよく云ったもんですが、スパロウも
そんな感じの人です。そして、年中酔っ払っているかのように
ロレツがまわらない喋りが特徴です(笑)。
でもって、意外と素直だったりもして、可愛いじゃん(^^;
なんて部分もあって、面白可笑しいキャラです。
演じるジョニー・Dの役作りが、スパロウというキャラにピタリと
はまっているんだなぁと思いますねぇ。
海賊だからといって、ただ怖さや残忍さを強調する必要はなくて、
色んな人間がいるワケだから、人々が恐れる海賊にも
世の中をおちょくってるような男がいてもイイわけですよね。
スパロウの見所は、状況判断の鋭さかなぁ。
チャンスの見極めが絶妙とでも云いましょうか、なかなかのキレ者。
そして腕っ節もイイですね。決して強いという感じではないのですが、
剣さばきは見事です(^^)っていうか、当時では普通の事かも?
そして引き際の良さ・・・逃走とも云いますが(苦笑)、
その逃走っぷりがまた可笑しい。
ホントに海賊船長なのか?!という走り方がラブリ〜です♪
ツボは色々とありますが、スパロウの口癖『お分かり?』が
一番ツボかな(^^;。もちろん日本語訳での話ですけど・・・
英語は分からないので、どの英単語なのかはさっぱりですが、
時々『お分かり?』という言葉を使ったりするこの頃です。
スパロウと行動を共にするウィル・ターナーはオーランド・B。
『ロード・オブ・ザ・リング』ではエルフ王子で弓の名手という
役で、とても身軽で気品溢れるという印象の強い彼ですが、
今回は全く正反対の装いで海賊と行動を共にするという・・・
精悍な若者で鍛冶職人といえば男らしいというイメージですが、
とても真面目で素直なんだけど、世間知らずで我慢が利かない
という部分もありで、どちらかといえばごく普通の若者かなぁ。
いや、彼の正体は普通とはちょっと違うか・・・
ウィルの正体は映画を見てください(^^)
ウィルの見所といえば、どんどん行動が大胆になっていくところかな。
真面目な性格と身分違いが邪魔をして、愛するエリザベスに
気持ちを告げることができないウィルが、さらわれた彼女を助け
たい一心でスパロウと行動を共にするうちに成長してゆく・・・
自分の正体を知って、でも素直に受け入れられずスパロウに
ヤツ当たりしてみたりもするのですが、それを受け入れた時に
彼は一人前の男になったというか・・・そんな感じに変わるという。
あとはイイ感じのボケ具合が魅力じゃないかなぁと思います(^^)。
腕っ節も強いので、結構、女の子にモテそうなキャラだと思うの
ですが、そんな場面は全然なくて意外だったかなぁ。
作品的には不必要ではありますが・・・
ブラックパール号現船長バルボッサはジェフリー・R。
スパロウを裏切、自分に従わなかった他の仲間さえ裏切った男。
そして伝説の宝を見つけ、それにかけられた『呪い』に支配され
生きる屍と化したバルボッサ・・・
『呪い』のかけられたアステカ金貨。
゛石櫃から一枚でも金貨を取り出した者には
未来永劫 天罰を下す"
アステカの神々がかけた『呪い』は、
月の光でその正体を現す・・・
この世の者ではないが、死人でもなく、呪われた身体でこの世をさまよう。
悪夢に終止符を打つには882枚全てのアステカ金貨を探し出し、
その血で罪を贖わなければならない・・・
バルボッサ率いる海賊たちは一枚を残し全ての金貨を取り戻しました。
その最後の一枚を探し、その一枚に導かれてポートロイヤルヘ。
バルボッサは統率力と威厳がある船長です。
スパロウとは正反対な男だなぁと感じます。
それなりに力もあるバルボッサですから、スパロウを裏切って
船長にならなくても、実力で船を持つ事は可能だったのでは
ないかなぁと思うんですよね。でもそうはしないで、裏切って
奪うという簡単な方法を選んでしまった。
挙句の果てに『呪い』のかかったアステカ金貨に手を出し、
自ら地獄への階段を降りてしまうという・・・
一応は不死っていう身体になってしまったワケだから、
長い時間を略奪や好きなことが沢山できるはずなのに満たされない。
そんな気持ちで何年かを過ごし、やがて普通の人間に戻りたいと
思うようになる。どんな悪人でも、あんな『呪い』はやっぱり
イヤなのねぇ(苦笑)。そりゃ、誰だってイヤだろうけど・・・
『呪い』の内容は映画を見てください(^^)
圧巻と云ったらヘンかもしれませんが、
それだけ迫力があるということで・・・見所です!
バルボッサで見所なのは最期ですね。
『呪い』が解けないうちはどうあっても死なないのですが、
『呪い』が解けた瞬間、スパロウによって殺されてしまうのですが、
ホントに最期で普通の身体に戻れた事を実感しながら息絶える
シーンに、グっとくるものがあったりして、見所です。
悪党なんだけど、人間として死ねて良かったなぁと、思ってしまう
場面で、結構、大好きな場面です(^^)。
総督の娘エリザベスはキーラ・K。
ウィルが愛する女性で、バルボッサにさらわれる。
彼女は海に漂っているウィルを発見し命を助けました。
その時にウィルが身につけていた髑髏が刻まれたメダルを
内緒で外してしまいます。髑髏=海賊というイメージがやはり
あるのでしょう。ウィルが海賊として捕えられないように、
エリザベスとしては庇ったつもりでした。
が、ずっと封印していたメダルを身につけたことで
思いもよらない惨劇がポートロイヤルを襲います。
エリザベスは頭が良く行動的。そして美しさも兼ね備えている。
彼女もウィルを愛しているのですが、ウィルの真面目さに
ヤキモキしているこの頃・・・という感じです。
ウィルは彼女のことを考えて距離を置いているのに、
その気持ちを察してあげられない。ワガママというのとは
ちょっと違って、とても正直なんですね自分の気持ちに。
自分を助けに来てウィルが捕まってしまった後なんて、
とにかく彼を助けたいという一心で、心にもない新提督との
結婚までも承諾してしまうという、とても一途な面もあります。
彼女は見ていてとても気持ちがイイ女性だなぁと思いますね。
ホントに行動的なので一人でも敵地へ乗り込んでしまうという、
度胸の据わった女性で、面白いです。
エリザベスの見所は、やっぱり度胸ですねぇ。
あと機転が利くところ。
なんたってスパロウまでも騙されてしまうんですから(^ー^)。
余談ですが、撮影中のキーラはなんと17歳っ!
存在感といい美しさといい、とても17歳とは思えません。
思わず自分の17歳を思い浮かべて泣きたくなったu-tsuです・・・
主なキャラについて書いてみましたが、他にも個性的なキャラが
沢山登場しています。ノリントン提督は宝塚の作品にもよく
登場するような堅物キャラですが、引き際の良さがなんだか
カッコ良くて憎めない人です。そして海軍兵士の二人組がイイ味を
出していて面白くて、スパロウとのやりとりは笑えました。
海賊側にも可笑しな人間が結構いたりして、悪党なんだけど
憎めないっていう感じで、もともとは人の良さそうなヤツが
道を外しちゃったのかな?っていう印象でした。
全体的な感想としては、観て損はないっ!と云えます。
一応ディズニーランドの「カリブの海賊」が土台になっていますが、
それとは完全に独立した仕上がりになっています。
随所に「カリブの海賊」がちりばめられていて、そんな場面を
探すのも楽しいのですが、お話しが良く纏まっているので
ホントに見応えあります(^0^)。
全編通して見所なのですが、一番すごいなぁ〜と感心したのが
ブラックパール号甲板シーン。月明かりの下で働く海賊たちの姿に
度肝を抜かれました。特殊効果が中心な場面なので当然かもしれ
ませんが圧巻です。迫力あります。
そして、ラストの洞窟での闘いがまたスゴイ。
なんとスパロウまでもが呪われた姿で剣を振り回したり、
ウィルとエリザベスがタッグを組んで応戦したりと
冒険活劇らしい場面になっていて目が離せません(^^)。
音楽もイイですよ〜。特に月明かり下で正体が現れるシーンと
ラストの洞窟での闘いで使われる音楽は、緊迫感あり
迫力ありで、海賊映画だ〜という印象です。
サントラを近々手に入れたいと思いましたもん。
『仮面の男』、『マスク・オブ・ゾロ』以来の冒険活劇の登場に
ものすごい嬉しさを感じておりますっ。
そうだよ、こういうのが観たかったんだよぉ〜っ!!
という気持ちなんです(笑)。
特にキャプテン・スパロウ!あんたに惚れたっ。
っていっても過言ではないくらい、お気に入りキャラですし。
キャラ設定が良い上に、ジョニー・Dの役作りがピタっと
嵌っているというのが最大の理由なのでしょうが・・・(^^ゞ
このスパロウ、わたるくんで観てみたいなんて思ったりしてます。
新境地開拓ってことで、こんな飄々としたわたるくんが
観たいと思うu-tsuです・・・
一つ残念なのは、エリザベス救出後、ウィルがスパロウと
一緒に旅立たなかったこと・・・
ウィルには是非とも一緒に行って欲しかったと思うのですが・・・
来年にはPart.2が公開ってことですが、スパロウとウィルは
一緒に旅するのかが気になります。
映画のラストが2に繋がるのかどうかも気になりますし〜。
映画が終ってエンドロールになっても、決して止めてはいけません。
最期までしっかり見ましょう(^^)。
★こちらに画像があります★