PIRATES of the CARIBBEAN
= THE CURSE OF THE BLACK PEARL =
パイレーツ・オブ・カリビアン
= 呪われた海賊たち =
『夢の共演だぁ〜楽しみだ〜♪』
映画になると知ってから、とても楽しみにしていた
パイレーツ・オブ・カリビアン・・・
残念ながら劇場では観れませんでしたが、
上映から4ヶ月に早くもDVDが発売っ!!!
買わないはずがありませんっ。観ないワケがないっっ。
なんたってジョニー・Dとオーランド・Bが共演ですもん(^。^;
しかも中身はアクション・アドベンチャー、海賊映画っ!!
観終わった後、u-tsuは思いました・・・
近年にはない最高の娯楽映画!!だと。
では、そこまで断言してしまう作品の内容などを
ご紹介しましょう(^0^)
カリブ海の港町ポートロイヤル―
美しい総督の娘エリザベスは、子供の頃にウィルという少年から
手に入れた黄金のメダルを今でも大切に身につけていた。
ある日、町はキャプテン・バルボッサが率いる冷酷な
海賊たちに襲われる。精悍な若者に成長したウィルは、
剣を手に勇敢に敵に立ち向かう。
だが、奇怪なことに海賊たちは心臓を剣で貫かれても甦り、
決して死ぬことはなかった。
意外なことにバルボッサは町の財宝には目もくれず、
その目当てはエリザベスの黄金のメダルにあった。
海賊たちはメダルごとエリザベスをさらい、
ブラックパール号で逃走する。
エリザベスに思いを寄せるウィルは、彼女を救うために
一匹狼の海賊ジャック・スパロウと手を組む。
ジャックはバルボッサの過去を知る数少ない人間のひとりであり、
恐るべき真実をウィルに告げる。
バルボッサとその手下たちは呪いをかけられ、
月の光の下でその忌まわしい姿をさらすというのだ。
永遠に死ぬことを許されない、生きる屍の姿を。
そして、その呪いを解く鍵は、
エリザベスの黄金のメダルが握っていた…。
バルボッサ、ウィル、エリザベス、そしてジャック・スパロウ
―運命のメダルに導かれて、いま4人の男女の人生が、
魔の海で交差しようとしていた・・・
簡単にまとめると、↑な内容です(^^)。
ちょっと解かり難いような気もしますが、イメージは
なんとなくできそうかなぁと。
で、ここで、キャストをご紹介しながら、
内容も更に記してみましょう。
= CAST =
キャプテン・ジャック・スパロウ:ジョニー・デップ
Captain Jack Sparrow :Johnny Depp
ウィル・ターナー:オーランド・ブルーム
Will Turner:Orlando Bloom
海賊船長バルボッサ:ジェフリー・ラッシュ
Pirate Captain Barbossa:Geoffrey Rush
エリザベス・スワン:キーラ・ナイトレイ
Elizabeth Swann:Keira Knightley
スワン総督:ジョナサン・プライス
Governor Swann:Jonathan Pryce
ノリントン提督:ジャック・ダベンポート
Admiral Norrington:Jack Davenport
他、多数のキャストがあちこちでイイ味出してます。
さすがに全ては書いていられません・・・
物語冒頭は船上で海賊の歌を歌う少女の登場・・・
本編から8年ほど前の出来事で、少女のエリザベスと少年だったウィルの出会い、
この作品の鍵を握るメダルの登場です。
ウィルは船の破片板に横たわって海上を漂流しているのを、エリザベスに発見され
一命を取りとめます。
少年を介抱していたエリザベスは、少年の名がウィル・ターナーだと知ります。
エリザベスはウィルが首飾りをしているのに気付き、興味からそれを手に取ります。
よく見るとそれはメダルのように見え、中央には海賊のシンボルともいえる髑髏が彫ってありました。
エリザベスは髑髏を見ただけでウィルが海賊だと思い込み、これを所持していたことが父たちに
発覚すれば厳しい罰がウィルを待つことになると考え、ウィルから外し自分が隠し持ちました。
甲板のほうでは、ウィルが乗っていたと思われる船が炎に包まれているのを見て急ぎ救出する為の
ボートを下ろす準備がされていた。
エリザベスがそれとは違う方向の海上を見つめていると、何やら黒い影が現れた。
眼を凝らすと、眼前には海賊船が・・・!
エリザベスはハッと目を覚ました。
そう、冒頭の出来事はエリザベスの夢だったのです。
でも実際に体験した8年前の出来事でもあります。
何となく胸騒ぎを感じたのか、エリザベスはベットを出て
長い間封印していた髑髏のメダルを取り出しました。
美しく成長したエリザベスは、ウィルが本当に海賊なのかどうか、未だに判らないでいる。
髑髏のメダルをそっと首から下げてみる。
ここからが、悪夢の始まりとなります・・・
と、そこへノックがあり、父が訪れた。
慌てたエリザベスはなんとかメダルを胸元に隠し、迎えた。
総督の父は新しいドレスを持って入ってきた。
この日は総督の下でずっと勤めてきたノリントンの昇格の儀が行われる日で、
エリザベスも出席することになっていた。
スワン総督とエリザベスが昇格の儀へ参列する為に屋敷を出た頃・・・
ポートロイヤルから近い沖合いに一艘の船が漂っています。
帆を張ってはあるが、船というよりはボートと言ったほうが正解か。
しかもボートは穴が開いているのか水浸しになっている。
帆のテッペンに立ち、遠くに見えるポートロイヤルを眺めている男・・・
ドレッドヘアーにターバンを巻き、更には三角帽。
服はいかにも海の男というか、海賊らしい格好で、日に焼けた黒い肌、
ヒゲを生やしたならず者の表情・・・でもどこか飄々とした風情のあるこの男こそ、
伝説の海賊船ブラック・パール号の船長、ジャック・スパロウ。
だが仲間だった一等航海士の男に奪われた為、ブラックパール号には乗っていない。
一匹狼の海賊で、海軍のお尋ね者・・・
ジャックの登場シーンは、ハッキリ言って威厳ないです(笑)。
それこそ1番最初のカットはカッコイイけど、それ以降はもうハチャメチャ(^^)
強いのか腰抜けなのか判らないキャラという印象です。
でも警告の為の骸骨へ敬意を払う彼は、海賊の船長としても人間としても
懐が大きいというか、男っぷりのイイヤツなんじゃなかろーか?と思えます。
港に着くまでにすっかり船体は海の中に沈んでしまい、辛うじて帆先だけが
海上に出ているという状態で波止場の桟橋に降り立ったジャック。
停泊する船をチェックされる際に、代金は3倍払うから名前は聞くなと交渉する。
ミスター・スミスと新しい名を得たジャックは、自分の船を得る為に港に停泊している船を
物色し始めました。気に入った船を見つけたジャックは遠慮もせず堂々と船に近づいていく。
『インターセプター号』ジャックが気に入った船は海軍の持ち物で、もちろん近くでは
海軍兵士が見張りについていた。目の前にいる兵士に目もくれず堂々と素通りした
ジャックに、一瞬は呆気に取られつつも声を掛ける兵士二人。
どう見ても不審人物としか思われないジャックを警戒して銃を向ける。
『一般人の立入りは禁止だ』の言葉に、『じゃ、居たら教えてやるよ』となおも船へ
向かうジャック。すでに船上へ降り立ったジャックへ銃を向けたまま、問答が始まる。
名前を尋ねても怪しい男の云うことは鵜呑みに出来ず、『何をしに来たのか正直に云え!』
と迫る兵士に、『この船を頂戴して悪行の限りを尽くすんだ』と答えるジャック。
だがそんなことが真実だとは信じられない二人の兵士は嘘だと決め付けるが、
『信じてもらえなきゃホントのこと云うだろ』とジャックはぼやいた。
なんだかテンポのずれた会話に戸惑いながら、兵士はジャックのペースに乗せられていた・・・
なんだかマイペースというか、おちょくっているというか、思考が読めない人物スパロウ。
どこまで本気か冗談なのか、すぐには判断つかない面白可笑しい、でも意外と頼りになる男です。
昇格の儀を終えた新提督ノリントンとエリザベスは海を見渡せる城砦の一番外側にいた。
提督への昇進と、美しいエリザベスとの一時に幸せをかみ締めているであろうノリントンは、
結婚の申し込みを迫ろうとしていました。
ところがエリザベスは初めて着けたコルセットの締め付けに耐えられず失神寸前の状態。
ノリントンが彼女へのプロポーズを告げると『胸が苦しい・・・』という言葉を最後に
気を失ったエリザベスは城壁の縁から海へ落ちてしまいます。
ノリントンはすぐにエリザベス救出のために行動を起こした。
ちょうどそのころ、インターセプター号の船上ではジャックと兵士二人のやり取りが続いていた。
と、3人の視界に誰かが海へ落ちるのが入った。
『早く助けに行けよ』と即すジャックに兵士は『泳げないんだ』と告げる。
『よく海軍が勤まってるな』呆れたジャックは大切な帽子、拳銃、剣を預けると、迷わず海へ飛びこみ
救助へ向かった。ドレスが海水を含んで重くなり、コルセットで息苦しく気を失って海底へと
沈んでいくエリザベスの胸元から髑髏のメダルが浮き出る。
メダルは海中に浮き不気味に光ると、ドン、という振動のようなものが海面を走った。
ジャックの相手をしていた兵士は海面の振動に気付き、訝しがるが原因はわからない。
なんとも気味悪い風が吹き始め、その風に乗って邪悪なものが現れたような錯覚に陥る。
これが、呪われたメダルの合図だと気付く者はいなかった・・・
すぐに桟橋にエリザベスを抱えたジャックが辿り着き、彼女のコルセットを切り裂く。
エリザベスは海水を吐き意識を取り戻します。
大きく呼吸をしている彼女の胸元にメダルを見つけたジャックはそれを手に取り、
厳しい目で何処で手に入れたのかと迫る。
そこへノリントン、スワン総督など兵士が詰めかけ、見るからに怪しい
ジャックからエリザベスを引き離し銃を向けた。
怪しいとは言え命を助けられた彼女はジャックの助命を懇願。
取り敢えず礼くらいは述べても良いだろうとノリントンは握手を求め、
それに応じたジャックはしっかりと手を握られた拍子に犯罪者の烙印を
見られてしまう。更に袖をめくり上げたノリントンは腕の刺青から
お尋ね者のジャック・スパロウだと知り即逮捕を命じる・・・
さぁ、ジャックはこの危機をどう乗り越えるのか(^^)?
手錠をかけられたジャックだが、チャンスはまだあった。
助命を懇願するエリザベスに気をとられていたノリントンたちの一瞬の隙を狙い、
ジャックは手錠の鎖部分をエリザベスの首にかけ彼女を人質にして交渉を始めた。
ジャックは大切な俺の荷物を返せと要求。
人質を取られては他に術がなく、海軍は返還に応じ、エリザベスが代わりに受け取る。
まず銃を受け取り海軍やエリザベスを威嚇し、持ち物のそれぞれをエリザベスが
ジャックの身に着けるよう命令した。
ニヤニヤ笑いながらエリザベスの身体の感触を楽しんでいるようなジャックの表情。
それを悔しそうに見守る海軍兵士・・・
エリザベスがジャックの身支度を整えると、ジャックはエリザベス共々数歩下がり、
『今日を忘れるな。ジャック・スパロウを取り逃がした記念の日だ!』
言い終えるが早いかエリザベスを突き放し、手錠をしたまま逃走した。
逃走の初っ端はみどころです(^0^)
状況判断が鋭く、ただフラフラと周辺を頭に入れていたわけではないんです。
使えるものとそうでないものの見分けが上手く、意表をつくのも上手い。
あれよあれよというまに、元居た桟橋から向こう側の橋へ移動。
兵士は発砲するが上手い具合に走り去る・・・でも走り方は滑稽で笑える(^^)
町に入り込んだはいいが手錠なんてしていたら目立つことこの上ない。
かといって闇雲に逃走するのは利口じゃない・・・
さて、ポートロイヤル2度目の危機をどう突破するのかジャック・スパロウ?!
ジャックは鍛冶職を表わす置き物の陰に身を潜め、兵士が通りすぎるのを待った。
誰もいないのを確認し、置き物が持っている剣を引き抜き手近な扉を開けた。
偶然か町の地理に詳しいのか、入った先は鍛冶屋・・・
薄暗く誇りっぽい室内を見渡し、一人の男が寝込んでいるのを発見する。
ずいぶん酒を飲んだのか大きな声を掛けても起きる様子がない。
まずは手錠をなんとかせねばならない・・・ジャックはテキトーに
先の尖ったハンマーを見つけ鎖めがけて振り下ろすが両手が自由に使えない
ため上手くいかない。他に方法は無いかと見渡すと歯車を平らにした道具掛けが
目に入った。ロバが引っ張って歯車が動く仕掛けになっているのを確認し、
そのロバを走らせる為、ジャックはヤキゴテをロバの後方へ押し付けた。
驚いたロバは動き出し、歯車は結構な速度で回り出す。
歯車の噛み合わせで鎖を切ったジャックが立ち去ろうとした時、誰かが帰ってきたのか
扉が開く音がする。ジャックは咄嗟に身を潜める。
ここの人間だと思われる青年が入ってきた。
この青年こそ、8年前に助けられた少年ウィル・ターナーの成長した姿。
今は鍛冶屋で仕事をこなしている。
寝入っている親方を見て変ったことがないと確認したが、道具を見て外出前と違って
いることに気付いたウィルは、見なれない帽子があることに気付く。
手を伸ばすと剣の切先がそれを制した。
お互いを見とめるとウィルが思い出したように告げる、『例のお尋ね者か』。
ウィルの顔を眺めていたジャックは『どっかで会ってないか?』と尋ねる。
『海賊とは知り合いにならない主義なんだ』ウィルの返事に『これは失礼』と
その場を去ろうとするが、海賊を憎んでいるウィルに阻まれる。
お互いに剣を持ち、海賊と海賊を憎む青年の闘いが始まった・・・
鍛冶屋での闘いもみどころですっ(^^;
すごく真面目で純粋で正義感強く、だが世間知らずで我慢が足りない青年と、
野蛮なならず者である海賊の船長だが、どこか飄々としてマイペースな上に
破天荒な男・・・正反対の二人が繰り広げる戦いは、スピード感ありユーモア
あり、でも何だか子供のケンカのようにも見える(笑)。
お互いを理解したら、結構良いコンビになるんじゃないの?っていう感じの
ジャックとウィルです。
闘いも決着が着くか?!ってところで、ジャックは背後から目覚めた親方に
殴られて気を失ってしまい、駆けつけた兵士たちに連行され牢に入れられます。
この夜、誰も想像していなかった惨劇がポートロイヤルに降り立つのです・・・
牢で過ごすことになったジャックは、怯えるでもなく悲しむでもなくいつもと変わらない。
隣の牢では数人の海賊が牢の鍵輪をくわえている番犬を骨で誘き寄せていた。
呆れて『そんなのはムダだ』と言い放つジャック。
それでも諦めず鍵を奪おうと誘き寄せている海賊・・・
しばらくすると、何かの音に気付くジャック。
音は次第に大きく数を増していく・・・
砲弾の音だと気付き、更にその砲弾音に覚えがあったジャックは立ちあがり、
小さな窓枠から船が攻め込んで来ているのを確認した。
『ブラックパールだ』ジャックの言葉に、隣の牢にいる男が反応した。
『噂は聞いてる。この10年ほど、船や港を次々襲って容赦なく皆殺し・・・』
『皆殺し?』ジャックは聞き返し、当然な疑問をぶつけた。『じゃ、誰からその噂を?』
聞かれた男は仲間と顔を見合って首をかしげた。
そんな間にも次々と砲弾は打ち込まれ、いたるところで土や建物や人が飛び散る。
やがて汚らしく下品で欲深な海賊たちが陸へ攻め込み、逃惑う人々を襲い始める。
武器を手に勇ましく立ち向かうウィル、負けずに砲弾で応戦する海軍・・・
だが、たった一艘の海賊船相手に困難な闘いを強いられていた。
町が火の海と化した頃、高台にある総督邸にいたエリザベスは惨事に気付きます。
ちょうど海賊が屋敷めがけて駆け込むのを見た彼女は扉を開けようとした召使に
『開けてはいけない!』と叫ぶが一歩遅く、海賊たちは押入り略奪の限りを尽くす。
そんな海賊たちの中に彼女を執拗に追う二人組みがいた。
隠れたエリザベスに聞こえるように海賊は話す。
『何もしない。あんたから取り戻したいものがあるだけなんだ』
言われてエリザベスは心当たりを思い出す。胸元にかかる髑髏のメダル・・・
彼女がメダルに触れると、海賊は『メダルが呼んでる、俺たちを呼んでる』と。
不気味に光る髑髏の金貨・・・それに導かれるように海賊はエリザベスを見つけた。
『やぁ、お嬢ちゃん』海賊はエリザベスを見つけ扉を開くと捕まえようと手を伸ばす。
『パーレイ!』大きな声でエリザベスは叫ぶ。二人組みの動きがピタリと止まる。
海賊の掟の一つで、パーレイ=交渉したいと申し出た者には船長と交渉する権利が
与えられ、それを船長が拒むことでは許されない。
また、申し出た者には礼節をもって対応し、パーレイが終わるまでは手出し
してはならないという。海賊は仕方なく了承し、大人しくついてこいと告げた。
町中では人々が右往左往し、その中でウィルは何とか応戦していた。
だが海賊に連行されるエリザベスを見つけたウィルは駆け寄ろうとした瞬間に邪魔が
が入り、相手と対峙している所へ背後から殴られ気を失い倒れてしまう。
牢内ではただ状況を見守るしかない囚人たちだったが、牢内に砲弾が当たり
隣の牢の壁が崩れた。だがジャックの方には当たらず他の囚人に置いてきぼりにされてしまう。
近くに骨を見つけたジャックは、ムダだと自分で云ったにも関わらず番犬を骨で誘き寄せ
鍵を奪おうと試みる。だが大きな物音に驚いた犬は逃げてしまった。
二人の海賊が弾薬庫を探して牢内に迷い込んだのだ。
海賊はジャックに気付き懐かしさを込めた皮肉で悪態をつくが、『地獄へ招待されるのは
裏切り者のお前たちだ』とジャックに告げられる。海賊の一人がジャックの首に掴みかかった。
砲撃で壊された壁の間から月明かりに照らされたその腕は、まるで骸骨のようだった。
『呪いは本当か』
海賊たちは悔しいとも悲しいともとれる表情で去って行った。
この、海賊たちにかけられた『呪い』とは一体どんなものなのか?
っていうのが、ちょっとだけ判る牢内のシーン。
普通の人間に見える海賊の腕が、骸骨の腕のような骨に変わるところは面白いです。
エリザベスはブラックパール号へ着くと船長のバルボッサへ要求を告げます。
戦闘行為の即刻停止と2度とポートロイヤルヘ近づかないこと・・・
だがバルボッサは要求をのもうとはしない。エリザベスはメダルを取り上げ、海へ落とすと
脅す。冷静を装ってメダルなんて興味ない振りをするバルボッサや海賊たちに、大事に持って
いても意味がないなら・・・と、鎖を僅かに手から滑らせた。
本当に落ちてしまうと焦った海賊たちは、一斉に乗り出すように動く。
「ほらやっぱり、大切なメダルじゃない」とでも云うように勝ち誇るエリザベス。
バルボッサは彼女の度胸を誉めるように名前を尋ねる。
『エリザベス、エリザベス・ターナーよ』咄嗟にスワンではなくターナーを名乗った。
ターナーという姓に心当たりがある海賊たちは、自分たちが探していたのが彼女だと知る。
快くはないが彼女が必要なバルボッサは取り敢えず要求をのみ、船を出航させた。
だがエリザベスを乗せたまま・・・約束が違うと抗議する彼女に、バルボッサが告げる。
『第一にお前の解放は要求に入っていなかった。第二に゛海賊の掟"は海賊だけに適用。
第三にその掟は鉄則というよりも゛心得"だ』
エリザベスはバルボッサに捕われてしまいました。
夜が明けて日が射す頃、町中に倒れていたウィルは目を覚ます。
慌てて周囲を見渡すが海賊の姿はなく、エリザベスがさらわれたのを目撃したウィルは
急いでノリントン提督のもとへ駆けつけた。
ウィルに対して良い感情を持っていないノリントンは彼の話しを聞こうとはせず、
その場から追い返してしまう。
エリザベスはブラックパール号にいて、その船に詳しい人物といえば・・・!
ウィルは迷わずジャック・スパロウのいる牢へと向った。
その頃ジャックは、番犬を誘き出すために使っていた骨を砕き、その尖った部分を使い
カギを開けようとしていた。
誰かが牢内に入る音がして、ジャックは何もしていない振りで藁に寝転がった。
『ジャック、ブラックパール号は何処に居るのか教えてくれ!』
面白くなさそうに受け答えをするジャックだが、まだ聞いていなかったウィルの名前を
知ると、急にウィルの話しに乗気になったようだった。
『ここから出してくれたら、俺がブラックパール号まで案内してやる』
ウィルが早速、牢の扉を外すとジャックは先頭に立って波止場まで走った。
波止場近くの橋の下からそっと拝借する船を物色するジャック。
『まさか、盗むのか?』ウィルの質問に『業界用語じゃ拝借するっていうんだよ』
どう云おうと結果は同じなんじゃ・・・戸惑う表情のウィルだが、それでもエリザベス
を救う為に今は手段を選んではいられないとジャックに従う。
「ドーントレス号」波止場から少し沖合いに停泊している海軍が所有する立派な船。
ジャックとウィルは少々滑稽だが意外な方法で船まで忍び寄り乗り込む。
デッキには海軍兵や乗組員がいたが構わず姿を現すジャック。
『船を頂く』と告げるジャックの言葉に、たった二人で船を動かすのはムリだと笑う。
そんな兵士に銃を向け『俺は船長ジャック・スパロウだぞ。お分かり?』と言い放ち、
迫力に圧された兵士や乗組員はボートで逃げるしか他に方法がなくなった。
ボートは波止場でエリザベス救出準備をしているインターセプター号の近くまで来ると、
大きな声で船が奪われたと叫ぶ。その場に居たノリントンが望遠鏡でドーントレス号を
見ると、そこにはスパロウとターナーの姿が・・・
軽率な行動したとウィルを軽蔑し、最低な海賊だとジャックを罵るノリントンは、
すぐさまジャックたちのもとへインターセプター号で向います。
ジャックはというと、特に慌てる様子もなく留まったまま、船がやってくるのを
待ち構えています。船を奪ったなら急いで立ち去った方が得策だと思うのに、何故なのか?
インターセプター号が追い付き、海軍兵士が次々とロープを使ってドーントレス号に
乗移ってきました。でもジャックとウィルの姿はありません。
ノリントン提督は船底も船室も全て探せと指示を出します。
兵士が全員乗移ったのを見計らって、どこからともなく二人が現れ、見つからないようにそっと
インターセプター号に乗移りました。
そう、ジャックの目的はインターセプター号。
出航準備も整っていて速度も速く、何より、ポートロイヤルヘ到着してからずっと狙っていた獲物。
ジャックはムダな労力を使わずに欲しい物を手に入れたのです。
インターセプター号が動き出したことに気づいたノリントンは、全員に戻るよう命令しますが、すでに
船は離れ始めており乗移る事は不可能・・・
ジャックは余裕で『出航準備、ご苦労!』とばかりに礼を述べます。
ノリントンは砲撃の届く場所まで追えと命令しますが、舵はジャックによって破壊されており
進路を変えることができず、結局、再び取り逃がすことになってしまいました。
悔しそうにインターセプター号を見るノリントンに、ちょっぴり同情してしまいます(苦笑)。
こうしてジャックとウィルはブラックパール号へ向う旅に出ました。
ジャックは裏切った仲間から大切なブラックパール号を奪還するために・・・
ウィルは愛するエリザベスを救出へする為に・・・
と、まぁ、冒険というか旅の始まりまでですが、
ご紹介してみました・・・
映画の本編はこれから始まるっていうトコロで、
『呪い』の真実やらウィルの正体やら
面白いことがいっぱい待ち受けております。
あらすじを予定より細かく書きすぎて、
全然感想が書けておりません(ーー;
あれだけ時間かけてコレだよ・・・って自己嫌悪。
感想は改めてページを替えて書いておりますので
興味ある方はどうぞm(_)m
★こちらが感想です★